私がサロンを立ち上げて8年目に突入しました。
女性を健康にするサロン、心身を癒して差し上げられるサロンをやっていきたい。
それが最初に私が掲げたサロンを立ち上げた当初のテーマでした。
心身共に疲れている人が、たくさんたくさん、以前勤めていたサロンにご来店されていたからです。
毎週エステに通ってくるお客様達はお肌がピカピカ。でも、毎週エステに通っている方でも、なかなかお肌が思うようにキレイにならない場合があることも知りました。
エステ直後は艶が良く白くなるけれど、またパサパサになった状態でご来店される方も。
違いはなんだろう?そう思いながら、毎日エステをしていました。
けれど、エステティシャンになる前の会社員時代の私も、紛れもなく、あまり肌が改善しないお客様達と同じような状態だったんです。
9年目の11月、年内でエステ業務は終了します、と言われました。私は47歳になっていました。
他のエステ店舗へ異動も提案していただいたのですが、もうこれがラストチャンスと思い、独立を決意しました。
不安で仕方なかったですが、当時の私の心の支えは言葉でした。
スティーブ・ジョブ氏の有名なスタンフォード大学での学生達へ送ったスピーチの一節です。
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君たちの時間は限られている
だから無駄に誰かの人生を生きないこと
ドグマに捕われてはいけない
それは他人の考え方と共に生きる、ということだから
他人の意見というノイズによって
あなた自身の内なる声、心、直感を
かき消されないようにしなさい
そして、最も大事なことは
あなたの心や直感に従う勇気を持つこと
それら内なる声、心、直感は、どういうわけか
君が本当はどうなりたいのか、既に知っているのです
それ以外のことは、二の次でいい。
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この有名なスピーチはYoutubeでも観れるので、たまに見返しています。
この時は、一節の原文を手帳に書き、毎日眺めながら、最後までお客様達に感謝を込めて施術しました。プロとして未熟で、至らないところばかりでしたが、応援してくださったお客様達がたくさんいました。今でも、そのお客様達には感謝してもしてもしきれません。
他の道は1ミリも考えませんでした。どうしたらうまくいくだろう?しか頭になく、わからないなりに必死でした。
長くなりましたので、続きはまた次回にしますね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。