先日お見えになったお客様は、1ヶ月服用したら、余計にニキビが増えてしまい、服用をやめたそうです。
このお薬は、とてもお肌が乾燥します。お肌を拝見すると、かなり乾燥肌のお客様でした。
繰り返しできるニキビに困って、治療薬を試す方も多いと思いますが、皮脂を抑える治療薬は、皮脂が多い方にとっては有効かもわかりませんが、乾燥肌の方、敏感肌の方には向きません。
また、脂性肌の方でも、今できているニキビには有効な場合もありますが、これから先もずっとニキビを抑える効果はありません。
また、以前通われたお客様で、この薬で少しは良くなったから、と服用されていた方がいらしたのですが、初回ご来店の際、唇が切れて血が出るほど乾燥していました。
唇が乾燥している方も、水分不足です。
まず、お肌がベタベタしてもテカリやすいという方も、水分が不足していて乾燥しているので、朝晩、暖房で乾燥する職場でも、白湯か、お水をちょこちょこ飲み、1日に1.5ℓを目安に飲むようにしてください。
結局、このお客様は肝臓の数値が悪くなり、お薬は肝臓を酷使するため、医師からイソトレチノインを飲まないようにと指示がありました。
ニキビを治していくには、胃腸だけでなく、肝臓や腎臓のようなデトックスする臓器が健康な状態になる必要があります。私も薬で治るのだったら、どんなに楽かと思いますが、薬で治せるものなら、この世からとっくにニキビは消えているはずですよね。
皮膚科でダメなら、美容医療で、それがダメならエステと思う方も多いのですが、お肌が弱ってしまって乾燥しているところに、美容医療はダウンタイムが長くなって危険です。
巷に溢れているピーリング系のエステも危険です。傷をつけたり削ったりする施術は、ダメージが大きいので、お肌がより敏感になってしまいますので、やめてください。
当サロンでは、お肌に強い赤みが出ていましたが、炎症を抑える施術で少しずつ赤みもなくなり、ニキビもできにくくなっていきました。
食べ物や生活習慣にも気をつけて3ヶ月を過ぎた頃、温泉に2週連続で行った後には、とても白くキレイになっていました。
ニキビ治療薬、ディフェリンゲル、べピオゲル、ヒルドイド等の保湿剤でも、お肌は薄くなり、免疫力が落ちます。
薬で一時的に治すことはできるかもしれませんが、長期的に見て、ニキビができない身体づくり、お肌づくりをしていくことの方をお勧めします。
健康的に、見た目にもキレイなお肌づくりの基本は
1)スキンケア化粧品の選び方、使い方
クレンジング、洗顔料、化粧水、美容液、乳液、日焼け止め
2)最初は、集中的にエステを受けていく
3)生活習慣の見直し
4)食事の内容の見直し
これは、エステに2〜3回通っても全部お伝えすることはできないので、4ヶ月は通っていただきたいと思っています。
私の場合、お肌が変わるきっかけは、クレンジングでした。
クレンジング一つとっても、自己流でやっていた時とは違い、翌日からお肌は変わります。