友人がお肌を褒められるたび、ぐさっと傷ついていた
今日は私が20代だった頃の苦い思い出です。
私にはお肌のキレイな仲良しの友人が数人いて
というより、
お肌がキレイな友人しかいなかったのですが
友人がお肌を褒められる時に
ぐさっと傷ついていた、という経験が何度もあります。
別に私の肌について何か言われたわけじゃない。
それは重々承知の上。
被害妄想だっていうこともわかってるのですが
傷つくものは傷つく。
本当に肌がキレイで羨ましいな、と私も心底思っていたので
一緒に相槌を打って
「ホント!〇〇ちゃん、肌がキレイで羨ましい!」
と一緒に褒めていましたが、顔で笑って心で泣いて。
楽しく盛り上がっている時ほど余計になんとも言えない
複雑な心境になり、テンションが落ちていました。
至近距離で肌を見られることに抵抗があった
ある時、いつものメンバーで飲み会をしていたら
何かのゲームで、誰かが間違えたら
顔にペンで落書きし始めました。
鼻の下にちょび髭を描いたり
眉毛を繋げて描いたり
酔っ払ったその場のノリで面白い顔になっていくから
みんなでゲラゲラ笑って楽しんでいるんですが
雰囲気を壊すかもしれなかったけれど、
私にはさすがにムリで参加できませんでした。
確か弟も一緒にいたので、
「お姉ちゃんも一緒にやろうよ!」と言われたと
思うのですが、私は拒みました。
普段いつも一緒にいる仲間でも
至近距離で肌を見られることに相当抵抗があったのと
油性ボールペンで手の指に何か書いて
洗ってもしばらく落ちなくてシミっぽくなったことがあり
肌が弱いから無理と断ったと思います。
お肌がコンプレックスで
思春期からずっと拗らせていた
ゲームが終わり、みんなは、お付き合いしている彼がいて
カップル同士で仲良く顔の落書きを落としていました。
私は何しろ、お肌がコンプレックスのことで
思春期からずっと人間関係も相当拗らせてきていたので
お付き合っている彼もおらず、いつも一緒だったのは弟。
鏡がないと自分で落とせない。
弟が私のところにやってきて
「お姉ちゃん、なんか、みんな楽しそうに
二人で仲良く落としっこしているから僕のも落として」
と言ってきたのですが、私はその時、イラっとして
「自分で描いたんだから自分で落としなよ」
と冷たくつき放してしまったのです。
可哀想に、とばっちりを受けたのは弟です。
私はとても悲しかったのだけれど、
弟には甘えがあって苛立ちをぶつけてしまったんですね。
弟が6歳上の私の友人グループの集まりにいつも
参加できていたのは、私の友人達が
弟のことも、とても可愛がってくれていたから。
私たち姉弟は、両親が他界した後
大体、お休みは一緒に行動していました。
そんな風に優しい友人達に恵まれていたのに
普通に恋愛している友人達やキレイな肌に
嫉妬して、(多分嫉妬していたんだと思います)
他愛無いゲームすら楽しめなかったことを
弟に八つ当たりした自分。
いやもう、20代はコンプレックスで
拗らせまくっていました。
思い出すと、いろいろな感情も一緒に胸に押し寄せますね。