サロン開業7年目になりました
エステサロンは開店後1年で50％が、また、3年以内に90％が廃業していると言われています。そんな中、7年目に突入できたこと、ここまで継続できたことに感謝です。今までの私の人生に関わってくださったすべての方に心より感謝申し上げます。
継続できたのは、【やる】と決めたから
私は今年の4月で55歳になります。
ロゼルナを立ち上げてから、ひたすら前だけを向いて走り続けてきたという表現がピッタリ。
サロン経営は簡単ではなく、時には、漕ぎ出してはみたものの、大変な世界へ足を踏み入れてしまった、と思ったことも多々あります。
けれど、本当に不器用で何もできない私がここまで来られたのは【やると決めたから】。
絶対にサロンを成功させるぞ、成功するまで諦めない、と決めたからです。
そして、継続できたのは、一重に、私のサロンを見つけてご来店くださったお客様達がいらしたからです。私の【やると決めた想い】に共感して、これまで支えてくださったお客様達にも、改めて、心より感謝申し上げます。
身体の弱かった私ができた唯一のこと
20代から会社に勤めましたが、事務職には向いていないなと、よくわかりました。そんな私でも何か専門性を持ち、プロフェッショナルになりたい！NHKのプロフェッショナルという番組を見ながら、ずっと学生の頃から密かに思っていました。
不器用で失敗ばかりしている私にできることって、一体何？考え続けていたある時、私にできることが降りてきました。
それは【心を込めること】
これだけは、OL時代、お茶を淹れるにしても、電話を受ける、宅配便の方への応対一つにしても、私にできたこと。
仕事を一生懸命にやることは、当然と言えば、当然。だから、胸を張って言えるというほどのことではありませんが、私にもできていたことが一つでもあった！そこに気づけたことで次への行動に繋がりました。
目の前にいらっしゃるお客様、一人一人に誠心誠意、時間をかけて丁寧に心を込めてエステをする。プロになれば生涯できる！そして絶対に気持ちは伝わる！と思ったのです。
自分の肌にコンプレックスを抱えていた時期が長かったので、私は美容業界に転職する前、ワクワクしていました。プロのやり方を学ぶということ。目の前のお客様だけでなく、自分の肌もキレイにできるかもしれない、という期待に胸を躍らせて、38歳で、この美容の世界に飛び込みました。
美容でできること＝人生の質を高めること
転職して本当に良かったです。
あのまま会社勤めしていたら、どうなっていたかなと思います。幼い頃から、よく風邪をひいていて、入院も2回したことがあり、ひ弱でした。通勤電車も５連勤も私にとってはキツかったのです。
30代の頃には、白血球の数が少ない、と健康診断の血液検査で言われ、風邪をひくと1ヶ月以上咳が長びいて治らないという始末。
ストレスからか、よく眠れなくなり、無呼吸症候群になりました。体が絶好調の時がない。果たして、定年までサラリーマンで働くことができるのかしら？と不安を抱えていました。なので当時は、自宅で仕事をすることが夢でした。
転職する前、佐伯チズ先生の美容学校で学びました。そこで美容の基礎を学び、身体の仕組みも学びました。ここでの学びが礎えになり、今の私のエステがあります。
自分自身、身を持ってニキビ、ニキビ跡のクレーターを改善することができ、身体も健康にすることができました。佐伯先生の美容を学んでから、自分に落とし込むまでには、そこからまだまだ時間がかかりましたが、自分が不健康だったので、実践して、身をもって美容の力を体験できました。
美容って人生を変えることができるんだな、人生の質を高めてくれる、なんて素晴らしいのだろうと思っています。
48歳で一念発起、人生が変わりました
今感じていることは、ニキビ跡専門のサロンを立ち上げて良かったなということ。
これが人生、最後の独立のチャンス、と48歳で一念発起した自分を褒めたいと思います。
ですが、やっぱり、もっと早く行動するべきでした。若い方が動けるし無理も効くし、その先の人生の選択肢が増えるからです。年齢を重ねると、目も悪くなる、体も思うようにならない。とにかく、やりたいと思うなら早くやるべきです。
40代、経験を積めば、きっと独立できる勇気も持てるようになる！なんとも楽天的な考えですが、当然、そんなわけはなく、お金もないし、貴重な時間を無駄に過ごしてしまいました。もし、あのまま人生を終えていたら、後悔しかなかったと思います。
どうしたら良いのか分からないまま、9年。
自分でやる！と決めて期限を決めない限り人生は変わらないです。
自己流ではなくプロに聞くのが最短での成功への道
過去の私は自分の頭の中だけで完結しようとしていたから、うまくいかなかったし不安で動けなかったのです。
不安でどうしたら良いのか分からない時には、とにかくうまくいっている人に会いにいくのが鉄則です。そして、うまくいかないなら、その道のプロに頼るのが正解。それが最短の道です。
どうしてもなりたい姿があるのなら、そこに向かってもがいていると、手を差し伸べてくれる人が現れます。私の場合は、不思議ですけど、もがいて、溺れそうになっていると、助けてくれる人がいつもふっと現れます。本当に不思議なご縁ですが、私はいつも誰かに助けられています。
サロン立ち上げから3ヶ月、不安で不安で仕方なかったのですが、ある日、個人サロンオーナー向けのセミナーに参加しました。「美紀さん、今のままではうまくいかないです」と言われました。自分でも分かってはいたのですが、この方は、私のうまくいかない所がハッキリ見えているからこそ、そう言ってくれているんだ、と、とても嬉しかったのです。
私から学べば、こんなサロンになるよ、と、未来も見せていただきました。その未来が私が思い描いたものそのままで、胸が震え一日中泣きました。
会えるべくして会えた。全力でこの人の手を掴もう。素直に行動しよう、その人の言う通りにすれば、なんとかなる、そう思えて心の底から安堵したのです。
そして、今があります。継続してやってこれたのは、この方との出会いも大きかったです。今もですが、私は全ておいて行動が遅いため、時には厳しく、叱咤激励していただきました。時には温かく見守ってくださって、すごく有り難い存在です。
本当に私にとって大切なこと。正直、耳に痛いことも多々あります。けれど私にとって足りないところ、厳しいことを言ってくれる人ほど大切です。
お客様も然りです。厳しいご意見をくださるお客様ほど、ありがたいと受け止めております。
まだまだですが、これからも私自身も成長していきたいと思っていますし、お客様達に長く愛していただけるサロンへと成長させていきたいと思っています。
後悔しないようにするには、時間を大切にすること
私には6歳離れた弟がいます。二人で仲良く肩を寄せ合って暮らしているうちに、あっという間に歳を重ねてしまい、両親が他界した年齢が目前に近づいてきてしました。
「人生って早いね、後悔しないよう、これからも健康で仲良くして行こうね」と二人で話すことがあります。これから弟ともプライベートで実現したい夢を叶えていくつもりです。
今年55歳になるので、私はもう仕事人生の残り時間を考えるようになりました。65歳までは、元気に現役で頑張りたい！あと10年！と思っていますが、もっと時間を大切にしようと思います。
本当にやりたいことをやるには
これまでやりたかったけれど、勝手に自分には無理と思っていたことで制限してきたことはありませんか？
ご存知ですか？制限をかけているのは他の誰でもない自分です。無意識に自分ができっこない、と邪魔をしていることがたくさんあるのです。
私は、今は、子どもの頃のように、制限なしに、やりたいことはなるべく書き出しています。
行きたい場所へも、なりたい姿も、まだまだこのまま人生を終えたくないなって、真剣にそう思っています。
もし、この記事を読んで、ためらっていることがあるのであれば、制限をかけているなんて、とても勿体無いです。
若いうちにできることは、とにかく早く行動した方が良い結果に繋がります。誰がなんと言おうと、あなたの人生はあなたが主役です。誰にも遠慮することはありませんよ。やりたいことに向かって突き進みましょう！
最後まで読んでいただきありがとうございました。