
韓国の方は、お肌がとびきりキレイ。なので、最近の”肌管理”という言葉が韓国の美容界隈の言葉だと知り、さらに納得しました。
メイクをアップデートしたり、お似合いになりそうなヘアスタイルやファッションをご提案して、びっくりするようなビフォーアフターのテレビの変身番組を見ていてもお肌だけは急には美しくなりません。
肌管理というのは、文字通り、定期的にプロの施術を受けて、肌を常日頃から意識してメンテナンスをすることです。
何かあってから行くのではなくて、継続的にケアして肌を美しく保ち、肌トラブルを未然に防ぐ。
少し前の記事に書きましたが、”何もせず、ありのまま、自然のまま”は、韓国の場合、自分を大切に扱っていないことになります。
外見を磨いて、今より少しでも良く見せた方が、努力ができる人、という評価になるのです。
努力をした人が結果、幸せになるよね、という概念は日本でも同じだと思いますが、外見を磨くことが儒教の教えが土台にあるため、もっと肯定的なんですよね。
日本でも、結構外見で判断している人、判断されている場面は多いはずです。
こういう話をすると、日本の場合は、建前が先行して「いやいや、外見よりやっぱり中身の方が大事でしょ」みたいな意見が必ず出て来ますが、そうは言っていられないのが現実。
私はドラックストアに勤めていたとき、ひしひしと接客には見た目が重要だと感じました。
それは、店長の見た目が良いと女性客が増えていき、夕方、レジに行列ができるのです。
バイトの学生も、可愛い子が応募してきます。可愛い子がいると、男性客も増える。みるみる売上げが上がっていくのです。もちろん、外見だけ良くても接客の中身が伴っていなければ、すぐに離客は起きますが。
見た目が良い方が、生涯収入は男性では17%。女性では12%くらい違う。2700万くらい変わるという試算もあります。
特に、若い頃の貴重な時間、ニキビなどの肌トラブルを抱えたことがある方は、身にしみてお分かり頂けると思いますが、肌荒れしているだけで、考え方や行動にどうしても制限がかかる。お肌が普通であれば、私の人生は今頃、全く違ったものになっていたのではないか、と思います。
私は思春期ニキビで悩んでいた時にニキビケアの方法を何も知らなかったので、大人になってからもクレーターが残ってしまったし、もっと早く正しいケアを知っていたら、と思います。
話を元に戻しますが、韓国では、自分を大切に扱うこと=外見磨き。
親からもらった身体を大切にする。ここの一端を担うことができるのは、病気になってから行く病院の医師ではなく、エステティシャンです。
定期的に会っているエステティシャンは、客観的な違いに気付き、お伝えできることがあります。また、よくお客様達にお伝えしているのは、1年を通して、お肌の状態を見ていくと、季節によって弱いところが見えてきたり、どういう時にトラブルが起きやすかわかれば、予防や対策ができるようになります。
お肌を管理するということで、心も身体も健やかに過ごす。
そして、肌管理によって、いつでも”ちょっと良い感じの自分でいられる”。
いつでも準備OKな状態でいれば、挑戦する勇気が出たり、何もしないより充実した人生を過ごせる。
それが肌管理をしていくことの一番のメリットなんじゃないかと思います。