「お肌は、昔やったことを覚えているのです」
美肌師、故・佐伯チズ先生から教わったことです。
このことを教えてもらった時、私には衝撃が走りました。
なるほど、だから私の肌はこんな風に毛穴が広がって、ニキビ跡が目立ってきてしまったんだ。
額に皺が目立つようになってきたのも、20代から日焼け止めを塗らずに日焼けしていたから、と納得しました。
今、ニキビがある方は、絶対に潰さないでくださいね。
皮膚が炎症し、その炎症した細胞が壊死して、ごっそりなくなってしまうと、クレーターのような凹みが残ってしまいます。
また、貧血気味の方は特に治りが遅くて炎症も長引きます。
鉄分をしっかり摂って、なるべく夜更かしをやめて早く寝ることをお勧めします。
日焼け止めを塗っていない方も、絶対に日焼け止めは毎日塗ってください。
では、今あるクレーターには、一体、どうしたら良いのか?
クレーター状になってしまったお肌をふっくらさせていくことは、とにかく優しくスキンケアしてあげることです。赤ちゃんを育てるかのように愛情を持って。
欠点ばかりを見ていたら、子供は育ちません。
あなたはこれから私が育てるから大丈夫よ、と愛情を持ってケアしてください。
そして、改善(成長)のスピードを人と比べないでください。
赤ちゃんの欠点ばかりを見て、なかなか思ったように育たないわ、なんて怒る人はいないですよね?
この子の個性だわ、と辛抱強く待ちますよね?
人と比べるのはストレスでしかなく、意味がありません。
環境、年齢、ベースが何もかも違うのですから。
3ヶ月前の過去の自分とだけ比べるようにしましょう。
もちろん、赤ちゃんですから、叩いたり、擦ったり、ゴシゴシ洗ったりはNGです。
優しくなでて、拭く時も、何か塗る時も、そっと、そっとです。
大切な自分のために、おくるみに包まれているかのように、温かいふかふかのベットで寝かせて、良い環境を整えてあげましょう。質の良い睡眠はとてもお肌の修復作業が進みます。
水分と栄養(母乳)をたっぷり、酸素もたっぷりあると、お肌は改善しやすくなります。
赤ちゃんの成長と一緒です。
そうです。
放っておいて勝手に成長してくれたら良いですけれど、そうはいきません。
キレイなふっくらしたお肌を育てるためには、排泄も大事。
そうなのです。
日々のあなたのサポートが必要不可欠。
私たちは、お肌のための環境をどう作っていくのが一番良いのか、どうしたら、早く成長してくれるのか、どんな栄養が必要で、何が不要か、お一人お一人のお身体の状態、今の状況などもお聞きしながら、サロンでお伝えしています。